せっかくなので、簡単に書かせて。

ブログの書式とかテーマとか考えずに書いてもいいかな

【承認欲求↑】Google Mapはほめてくれます

こんにちは、まだまだ寒いですね。
しかし駅まで走ることが多く、冬は厚着するとかばんが肩にかけにくい(太目の)私は、たいてい薄着で走り回っていますが。

今日は、承認欲求が満たされる、「Google Map」の話にします。

 

マズローの欲求5段階説

まず、「承認欲求」とはなんぞやというところから始めようかと思います。回りくどいの大好き。

人間の欲というのは、アメリカの心理学者マズローによると5段階になっていて、

  1. 生理的欲求(食べたい、寝たい)
  2. 安全欲求(危機を回避したい、安全に暮らしたい)
  3. 社会的欲求(集団に属したり、仲間が欲しい)
  4. 尊厳(承認)欲求(認められたい)
  5. 自己実現欲求(創作的な活動がしたい)

このように、1つ目の欲求が満たされると、よりレベルの高い(数字が上の)欲求を求めるとされています。

www.motivation-up.com

戦時中ともなれば1すら満たされない状況で、食べるのがやっと。衣食住がなんとか賄えば、今度はなるべく爆弾がこない安全なところを探します。

そうなって初めて、友達や仲間が欲しくなったり、仲間ができればその中で認められたかったり、ある程度の認知がされれば、自分にしかできない活動をしたくなったり。

なかなかに納得のいく説ですよね。心理学を勉強する過程で必ず習うところです。

ちなみにマズローは晩年に、【自己超越】という欲求を追加したようです。見返りも求めずエゴもなく、自我を忘れてただ目的のみに没頭…

伝記の中の人たちは、この境地だったのではないでしょうか。イメージで言うと、イエス-キリスト、ナイチンゲールマザーテレサ。森で迷った時に出てくる仙人とか。

経済は「欲望のネットワーク」

←今、Kindle版だと半額くらい

先日読み始めた「お金2.0」によると、経済というのは「欲望のネットワーク」という言葉が出てきます。経済というのは、個人の欲望や欲求を起点に動いている報酬のネットワークである、という意味です。

この中で筆者は、現代社会の欲求を大まかに3つに分けていました。

  1. 本能的欲求
  2. 金銭欲求
  3. 承認欲求

私は深く考える力が強くない(地頭が良くない)ので、マズローの説を聞いただけで『なるほど~』と納得してしまう節があります。

しかし「お金2.0」を読むと、「お金持ちになりたい」「お金欲しい」という金銭欲求がマズローには入ってないことがわかります。提唱する人によって違いが色々とあるようです。

仏教が説く5つの欲

もうここまで来たら止められません。仏教的にはどうなってるのか。
仏教は、煩悩などもよく聞くので欲の説明ありそうですよね。

kikuutan.hatenablog.com

ありましたありました。仏教は【食欲】【財欲】【色欲】【名誉欲】【睡眠欲】の5つに分類されているようです。「(ごよく)」と呼ばれています。
短い言葉で分かりやすいですね。こちらは、まんべんなく重要項目(!?)を押さえているように思います。この「名誉欲」の中に承認欲求は含まれるようです。

ブッダの説く欲

まだ続きます。すでに仏教とブッダの教えが違うことに頭が混乱していますが。こちらのブログによると、ブッダは欲を7つに分類しているようです。

slices.hatenablog.com

1.生存欲(生きたい)、2.睡眠欲(眠りたい)、3.食欲(食べたい)、4.性欲(交わりたい)、5.怠惰欲(ラクをしたい)、6.感楽欲(音やビジュアルなどの感覚の快楽を味わいたい)、そして、7.承認欲(認められたい)この7つ。

「生存欲」か。これはなかなか渋い原始的な欲ですね。マズローの「生理的欲求」ともまた違う。「生理的欲求」の前にある欲でもあり、「自己超越」という追加された欲あたりまで来た人なら捨ててしまいそうな欲でもある。

そういう意味で、欲を並列に並べて話すのはまだ簡単だけれど、マズローみたいに順序だてて論じるのは本当に難しい。

「楽をしたい」これは認めたくはないが誰にも存在している。こういう生身の人間の欲求をよくラインナップさせたなぁ。仏教にはある「財欲」はここではないのか。なかなか一筋縄ではいかない。そしてここでも「承認欲求」は入っている。

「承認欲求」の強いことといったら。

Google Mapのすごいところ

色々、欲の話を書いてきたけれど、そんなに難しいことを書きたかったわけではなく。

日々、あちこちで写真を撮っていると、時折「この写真をアップしますか?」的な案内が出て。
そんなにGoogleに貢献するつもりもなく、SNSでアップするほどでもない何気ない(笑いどころ、賞賛どころのない)風景など、「まぁいいか」という感じでアップしたものが、あほみたいに評価してくれることをお知らせしたくてw

例えば、旅行先のホテル。
インスタ映えするでもなく、小さい富士山と特別かっこいいわけでもない(すみません)ホテルの写真とコメントを載せただけで、こんなメールが届くのだ。

Googleから届いたメール

タイトル:投稿した口コミが高く評価されています

502 人のユーザーがあなたの口コミを閲覧しました!

おめでとうございます。投稿した口コミの閲覧回数が 500 回を超えました!こういった口コミは Google マップで世界を探索する何百人ものユーザーを支えています。

 

どうだろう。他に投稿した写真の表示回数もまとめてレポートを送ってくるのだ。

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自分が「つまらない」「大したことない」って思っていることが、他のひとから見たらありがたく、役に立つこともある。

そうした、ちょっとした小さな情報を無料で集め、感謝とともにデータを送り効果をしめし、また誰かのちょっとした選択や検討の一助となるべく、情報を整理してしかるべき場所に提示し続ける。

はぁGoogleさん、すごいぜ。さん付けで呼ばれるのわかるわ。
人間の欲の中の重要な位置を占める「承認欲求」をテクノロジーで満たしてくるのやもん。

みなさん、安心してください。誰が認めてくれなくても、Google Mapさんならちゃんと評価してほめてくれます。たまに、質問され過ぎて辟易することもあるけれど。スキップすることもできるから安心してください~